地域の魅力を再発見し、観光客を誘致するためのこの企画は、多くのメディアの注目を集めました。この記事では、自治体が実現した成功事例と、その背後にある広告戦略のポイントを詳しく解説します。
観光促進に取り組む自治体や広告代理店の御担当者様には、必見の内容です。
キャンペーンの背景と目的

渋沢栄一翁は、近代日本の資本主義の基礎を築いた偉大な実業家であり、多くの企業や銀行の設立に関与した人物です。
新しい一万円札の肖像に渋沢栄一翁が採用されることを受け、ゆかりの地である埼玉県から観光周遊促進のための街頭キャンペーンの運営を受託しました。
キャンペーンの目的とは?
渋沢栄一翁が肖像となる新一万円札が発行されることを契機と捉え、渋沢栄一翁ゆかりの地である埼玉県の観光周遊の魅力を発信すること。そこから、人が集まっている場所でキャンペーンを行い、その場にいる人を巻き込み、「面白そうだから」「配布しているものがほしいから」という理由で周りにいる人を巻き込む吸引力のある企画を目的としました。
キャンペーンの具体的な内容
回は、街頭キャンペーンを実施。
県内外の乗降者数の多い駅3カ所以上を選定し、それぞれの駅に近いスポットで埼玉県知事が参加する街頭キャンペーンの企画・運営を行いました。
実施した駅は、有楽町駅前、池袋駅周辺(PARCO)、さいたま新都心駅前で実施。
企画実施の目玉の一つとして、県知事はじめとして運営スタッフが渋沢栄一翁を彷彿させるしシルクハットを着用。
「面白そうだから」「配布しているものがほしいから」ということを理由に注目を狙いました。

夏導入のこの時期に、もらって嬉しい人が集まってくる配布物は?
注目を引き付けるために、着眼した点は4点。
①若年層向け = 目立つ・ポップさ・面白さ を重視⇒ 新一万円札を模したデザインのケースを制作。
②7月直前の暑い中で受け取りたいと思う⇒ 涼感グッズ
③渋沢栄一翁ゆかりの地を紹介したチラシを封入し観光周遊を促す。
④公式観光サイト「ちょこたび埼玉」上の「渋沢栄一めぐり旅」のページに遷移する二次元コードを配することで県の観光の魅力を発信

配布をする特製ケースには県の観光の魅力をアピールする

渋沢栄一が冷えピタを活用して新紙幣を祝したデザインへ

裏面には、埼玉県深谷市の郷土料理の「煮ぼうとう」と、県が運営する観光情報サイトの二次元コードを掲載。
特製ケースに冷えピタと観光PRチラシを入れ、街頭キャンペーンとして配布を実施しました。
集客効果と結果
配布物は3か所すべてで多くの方々に受け取っていただくことができました。
特に、「さいたま新都心駅」の改札前では、集まった方々が県知事と一緒に写真を撮影したりと多くの反響がありました。

メディア掲載多数!
歴史的な新札発行のイベントという点と、埼玉県知事自らのサンプリング配布ということもあり、多数のメディアに取り上げらました。
テレビをはじめとして、新聞、WEBニュースなど合計15媒体のメディアに新札発行のPRイベントの様子が放送・配信されました。
自治体プロモーションならお任せください!
今回の弊社の事例は地域の特徴を活かした、かつ歴史的な新札発行のタイミングで、新一万札を模したデザインを用いた街頭キャンペーンでした。
企画立てや、多角的なPR戦略の重要性が示されています。地域の歴史的背景と現代の話題性をうまく組み合わせることで、多くの観光客の注目を集めることに成功しました。
今後も、他の地域でも類似の手法や企画アイデアを取り入れることで、地域活性化の一助となることが期待されます。弊社では、自治体のプロモーション実績やイベントの企画運営も多数ございます。
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