北茨城市にて「移住促進事業」を実施!

2019年9月~2020年1月にかけ、北茨城市の「アート×移住」をテーマとした移住促進事業を実施いたしました。

課題と事業の方向性

北茨城まで、東京から約3時間。アクセスの問題もあり、移住促進が難しいという現状がありました。また、地域の魅力や制度に関する情報発信ができておらず、他地域との差別化にも課題が。

あまり知られていませんが、北茨城は「アート」にゆかりのある場所。かつて岡倉天心は、北茨城・五浦を“東洋のバルビゾン”(19世紀、フランスの画家たちが集った村)と称し「日本美術院」をこの地に置きました。横山大観など多くの芸術家が生まれ、日本美術を世界に発信した場所なのです。

そこで、「アート×移住」という軸で北茨城への移住を考えるきっかけを作るべく、移住促進事業が発足いたしました。

実施内容

大きく分けて、3つの企画を実施いたしました。

①都内にて『北茨城市「アート×移住」セミナー』を実施

2019年11月6日、アーツ千代田(東京都千代田区)にて『北茨城市「アート×移住」セミナー』を実施いたしました。12名の参加者には、北茨城市の軽食やドリンクがふるまわれました。

②お試し居住

北茨城市への移住を検討している方向けに、5日以上3か月以内で滞在できる住宅を利用できる制度が「お試し居住」。利用者は北茨城市への移住に向け、現地の暮らしを体験することができます。事業期間中、3組6名様にご利用いただきました。(2020年10月13日現在、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、受け入れ休止中)

③ツアー(2回)

“自然とアート”をメインテーマに据えたツアーを2回開催いたしました。いずれも「地方暮らしを考えている」「北茨城市に興味がある」「アート/アート活動に興味がある」「移住者に話を聞きたい」といったモチベーションのある方がターゲットです。

1. 日帰りツアー(2019年12月7日)
「五浦六角堂」や地域おこし協力隊員が改修した古民家「ARIGATEE」の見学、「ガーランド」作り体験など盛りだくさんのツアー。定員20名のところ17名が参加し、東京発着でツアーを催行いたしました。

2.1泊2日ツアー(2020年1月18日~19日)
北茨城には、五浦海岸をはじめとし様々な景勝地があります。希望者にOLYMPUS様よりカメラ機材を貸し出しいただき、“フォトツアー”として催行。定員20名に対し13名が参加し、1泊2日で「五浦六角堂」や花園神社などを訪れました。

事業を終えて

セミナー集客など課題は残りましたが、ツアー参加者からの評価は高く、北茨城市としてのポテンシャルを感じる事業となりました。今後は自治体や現地の方々とコミュニケーションを促進し、実移住に向けあらたな企画をしていきます。

以下資料も合わせてダウンロードできます。

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