
【自治体事例】御殿場市移住定住プロモーション事例のご紹介
静岡県の御殿場市役所魅力発信課様と共同で、御殿場市への移住定住プロモーションの一環として、LP制作、Instagramを活用したWEBプロモーションを行いました。
このプロモーションの目的としては、移住定住を検討している方に対して、御殿場市という地で生活ができるという選択肢を伝えること、また20代~40代の生産人口を増やしていくための足掛かりとして実施しました。
実際のLPはこちら→https://gotemba-ijyuteijyu.com/
目次
御殿場市の魅力とは?

御殿場市は静岡県東部に位置する人口約8.5万人の市です。富士山周辺・箱根観光への交通拠点にもなっており、観光地としても人気のエリア。また、標高が高いことから気候は冷涼で、避暑地としても名高い高原都市の為、昨今の異常気象においても比較的生活がしやすい土地です。
また、富士山の恩恵を受け、美しい水と自然に囲まれた土地というのも魅力の一つ。
移住定住における課題
どの地方自治体様でも課題として上がるのが、生産人口の減少と流出です。
例えば県外の大学を選択した人は中々地元に戻ってくるタイミングがなく、また、大学卒業した人が仕事として選択する場所が限られてくる、という「仕事の課題」が挙げられます。
実際に、都内で就職をした人が地方へ移住・定住する際の課題として、収入減や、自分に合った仕事がなかなか見つからないなどは、UIターンの課題としてもよく挙がる話です。
また、御殿場市様の魅力である富士の恵ですが、御殿場市様の魅力である一方で富士山周辺の市町様も同じ点を魅力としてあげるため、そことの差別化は何か、を考えていく必要があります。
課題解決のための見せ方
御殿場市様では、移住定住において、様々な制度があります。
「移住・就業支援事業費補助金」や、「御殿場市合同企業ガイダンス」、「開業支援資金補助金」、「保育園留学」など、、、
ただ、こういった数ある制度を、移住者自身が自力で探していくことは非常に難しく、活用したいけど知らなかった、という方も多いかもしれません。
そこで今回は、特に御殿場市様で取り込んでいきたい世代に刺さる制度をピックアップし、そのターゲットに広告を配信、また、刺さるクリエイティブとLPを制作し、より、興味関心が高いであろうターゲットにピンポイントに情報を発信することを意識して、運用を行いました。
下記では、今回の移住定住プロモーションの考え方を紹介します。
今回の移住促進のプロモーション実施時に必要な考え方
今回の移住促進のプロモーション実施にあたり、ユーザーの行動プロセスである「興味・関心」
※Instagram→「検討」
※LP→「行動」
※お問い合わせ
といフローに沿って、「興味・関心」・「検討」・「行動」各フェーズに分け・情報の役割を明確にしたうえでユーザーの移住定住への温度感を高める取り組みを実施。
今期は、夏、秋、冬と3回にわたり運用をしています。
「興味・関心のフェーズ」

まず、ユーザーの「興味関心」を高めるために、Instagramのプラットフォームを活用、興味関心を抱かせるようInstagramの広告デザインを2パターン制作。
A「景色」デザイン、B「人物イメージ」デザインにて、A・Bで露出。ここではLPで紹介をする各制度の内容に特化した訴求をするために、訴求する移住制度を直感的にシンプルに伝えるための「キャッチコピー」、「写真」に加え、【御殿場市】の広告であることが明確に伝わるビジュアルを制作しました。
「検討のフェーズ」
次にInstagramの画像を見て、興味関心が高まったユーザーが向かう先がLPです。
https://gotemba-ijyuteijyu.com/
LPでは、実際の御殿場市の移住に関する「制度詳細」や、移住定住意向の判断材料となる「自然の豊かさ」とともに、「市の魅力」を伝える為の要素を盛り込みました。
【御殿場市への定住意向(※平成25年度 市民満足度調査報告書参照)】
●全体の約7割が「住み続けたい」
→ 理由:「土地や家がある」「生まれ故郷・結婚相手の居住地」に続いて、
「自然の豊かさ」が3.5割を占めている
●全体の約1割が「市外に移りたい」
→ 20~40代が少し増えている傾向にあるのが現状
●移りたい理由
→ 理由:「商業施設が少なく不便」「通勤・通学の際に不便」に続いて、
「働く場所が少ない」が2.5割を占めている
「行動のフェーズ」
そしてLPを見て、検討したユーザーが次に起こすアクションが、実際の行動=「お問い合わせ」です。
今回のプロモーションでは、行動のフェーズでのプロモーションは実施をしておりませんが、今回の広告を実施後に、該当課へお電話での移住相談の問い合わせがあったほか、静岡県で実施をしている移住定住説明会の御殿場市のお問い合わせが満席になったりと、実際の問い合わせにつながる反響実績があったとのことでした。
まとめ
上段にてお伝えしてきましたが、本移住定住のプロモーションで大切にしていることは、ユーザーの目線に合わせて、
➀目的とメッセージを持ったビジュアルを作ること
➁実際に検討する材料と移住する魅力の詰まったLPを構築(デザイン)すること
➂的確なターゲットに合わせたセグメントをかけた情報リーチをすること
3点です。
御殿場市様に魅力を感じるターゲットをマーケットから仮説・想定し、そのターゲットに合わせた広告を実施していくことで、より確度の高いプロモーションができます。
弊社では、自治体の移住定住をはじめ、観光、ふるさと納税、そして一貫したシティプロモーションなど、多くの事例がございますので、お気軽にお問い合わせください。