地方自治体の魅力を最大限に引き出す!面白いイベント事例紹介と、集客企画の秘訣。景品を踏まえ効果的な集客と地方創生に活かす!観光プロモーション・シティプロモーション・自治体プロモーションにも活用。夏の繁忙期のイベントを実施

地域の魅力を最大限に引き出す自治体の力を垣間見よう。面白い事例と集客企画の成功ストーリー、地方創生の秘訣と効果的なプロモーション手法を探ります。

地域振興の鍵となる企画や面白イベントを実施するための活用方法、新たな展望をご紹介します。地域イベントの魅力を高めるヒントに注目です!

今回は夏の繁忙期のイベント事例として、デイリー・インフォメーションが企画運営を行った、岐阜県養老町が東京・池袋で実施したイベント事例を紹介します。

今後のイベントのアイデアの一例として、是非、ご参考にご覧ください。

イベントの実施内容と目的について

自治体がイベントを実施する目的は、地域の活性化と結束を促進すること。また、観光やビジネス、物産を通じて関係人口を増やしていくことです。

地方創生を推進し、住民と交流する場を提供し、地域の魅力を広く発信することで、観光や産業のまた、面白い魅力的なイベントにも広がりができてきます。住民の誇りや愛着を育み、共同体の一体感を高めることが重要です。

地域の未来を築くための重要な存在となっています。

今回のイベント目的はなんだったのか。詳細を見ていきましょう。

養老町のイベント実施目的は?

展示会及び物産品の販売を通して、岐阜県・養老町の魅力的な情報を発信することによる認知度アップと興味・関心を喚起し、関係人口への導入アプローチとすること。

関係人口とは
地域と関わる人々のことを指し、移住や観光とは異なる概念です。

地方では人材不足が問題となる中、若者を含む「関係人口」が地域に入り、地域づくりの担い手となる可能性があります。
この人々は兼業やイベント運営などで交流し、地域への貢献を重ねています。
関係省庁と協力して、関係人口の創出・拡大を支援しています。地域の未来への活力となる概念です。


【キーワード】
1. 定住人口: 移住者や地域に住む人々


2. 交流人口: 観光目的で訪れる人々


3. 関係人口: 地域と関わりを持つが、移住者でもなく観光客でもない人々。地域づくりの担い手として注目されている

実施場所と、日時は?

◆日時:2023年8月12日(土) 12:00~20:00
    2023年8月13日(日) 10:00~19:00
◆場所:「YR event hall」東京都豊島区西池袋 1-10-15-4F(池袋駅前


お盆シーズンのイベント繁忙期。夏のおでかけの目的地となるよう、集客力のある駅で実施。

イベントを開催するにあたり、重視するべきマーケティングポイントを3つは下記です。

魅力的なコンセプト
イベントのユニークなコンセプトやテーマ作りからがスタートです。参加者が興味を持ち、惹きつけられる要素を明確に伝えることで、イベントの独自性をアピールします。

ターゲット層へのアプローチ
イベントのターゲット層のニーズや関心に合わせたアプローチが重要です。SNS や広告、ターゲット層のデモグラフィック情報や好みに基づいてカスタマイズされたコンテンツを提供しましょう。

※デモグラフィックとは
ターゲット層の特徴を捉えた参加者像。年齢、性別、居住地などの共通点に基づき、的確な情報とコンテンツを提供するための物理的データ。

参加特典のPR
参加者にイベントへの参加特典を明確に伝えることが必要です。ワークショップやトークなどのプログラム内容や、交流・ネットワーキングの機会を強調して、参加する価格のお得さなど。
おでかけ系のイベントですと、『●●がもらえる』などの物品的な来場特典や抽選での景品も効果的です。

イベント展示内容

前段でも、イベント成功のマーケティングのポイントの一つとして、魅力的なコンセプトと集客のカギとなる特典が効果的と記載を致しました。

今回のイベントでは具体的なPRの内容は何だったのでしょうか?

PRしたい具体的内容

具体的な実施内容としては、養老町特産ブランド認証品のPR・物販、観光PR、テレワーク施設紹介、移住定住PR、ふるさと納税紹介など、県外の方へ向けて関係人口を増やすためのPRを実施。

画像のように、物産品の販売をすることで、地域の魅力を彩りました。

首都圏在住の方は、地域の豊かな風土が生み出す美味しさと独自性がある特産品を魅力的に感じてくれます。

地元の伝統や技術が見極められた特産品は、食卓に地域の息吹を感じさせてくれますまた、直接購入することで、その土地文化や暮らしを想像する楽しみも広がります。

つながりを感じることができ、実際にその土地へ訪問したくなるきっかけをイベントで発信し、購入いただくために特産品の販売は注目すべきコンテンツとなります。

イベントコンテンツ事例:魅力あるコンテンツにするには?

PRしたい内容を一方的に、主催側が発信しても、魅力あるコンテンツがないと、集客ができません。

今回実施したイベントには、集客のための、面白い企画を実施しました。

実際の事例をご覧ください

ご当地グルメ料理教室

親子で参加する方が多く、盛況だった。特に提供されたお肉が特産品の飛騨牛ということで、ご参加いただいた方の多くから「美味しい」とのコメントを頂くことができました。

お料理教室は魅力的なコンテンツであり、体験イベントとしても人気です。そのポイントは下記のとおりです。

味と楽しさの融合:プロのシェフや料理研究家など、食に精通した方と一緒に料理を作りながら、新しいレシピや調理テクニックを学び、美味しい料理を楽しむ贅沢な時間を体験できます。

手作りの満足感:自分の手で材料を切り、調理して一皿を完成させる達成感は格別。心温まる料理作りのプロセスをじっくり、充実感を感じられます。

リラックスホームな交流:小さなグループで行われるお料理教室は、参加者同士の雰囲気で、食事を楽しい新しい友人や仲間との素敵なつながりが生まれます。

そこに今回のような、地域の特産と地域の文化が融合した体験となったことで、満足度の高い体験会となりました。


養老町特産品福袋抽選会

ご来場いただいた方で、アンケートにお答えを頂いた方には、養老町の特産が当たる抽選くじを実施。

抽選のワクワク感を演出でき、お子様連れの方にも大変好評でした。

アンケート回収をするには、参加をしていただけやすい項目と、当選された方には、最大限に特産品を楽しんでいただくことができました。

ご当地はちみつかき氷屋を提供

季節柄とご当地商品絡めた企画を実施。

『無料』『猛暑の夏に食べたい』『ご当地・特産』を絡めて、れんげはちみつかき氷を提供。

各日100食限定でご来場された方には無料を配布を致しました。

2023年の夏は猛暑ということもあり、かき氷というワードはヒットし、ご好評いただきました。

れんげ草は、岐阜県の県花にも指定されており、その花から取れるハチミツは、ハチミツの王様とも呼ばれております。

ご当地の打ち出したができたのが、月並みのイベントにならないコンテンツとなりました。






高級地酒の飲み比べ

日本酒でも価格帯の高い日本酒の無料試飲会を実施しました。
限定100名様で実施をし、好評をいただきました。

日本酒や地酒もご当地を打ち出すコンテンツとなります。
その理由としては下記とおりです。

地域の個性と風土の表現:地酒はその土地の気候や風土に合った原料や製法で作られるため、地域ごとの個性や特産品が醸造過程に反映されます。独自性や文化を表現するメディアとなります。

地域への誇りと愛着:地酒は地元の醸造家や生産者の情熱と努力が詰まっており、その地域に根付いた長い歴史と伝統と関心があります。地元の人々は地酒を大切に自分たちの地域に誇りを持ち、愛着を感じることができます。

観光と文化の推進:地酒は観光の為として、その土地を訪れる人々に地域の特産品や文化を経験させる重要な要素となります。 地酒を楽しみながら地域の魅力を知ることで、観光客はより深い魅力を感じることができます。


日本酒はまさに、その土地の歴史と文化が育んだ特産品です。強烈な集客力を誇るコンテンツとなりました。


KPIを必ず設定すること

KPI(Key Performance Indicator)は、プロジェクトの進捗と成功を測定するための重要な指標です。目標達成度や成果物の品質など、重要な要素を定量的に評価し、効果的な意思決定に役立ちます。

今回のイベントがどの指標まで到達させて、成果を得るための数値的目標はなんだったのか、解説していきます。

6つの成果指標を持って測定

今回の成果指標は大きく6つの数値を取り、検証と分析をすることとしました。

①イベント集客数

②アンケート回答数

③地域通貨新規登録者数

④料理教室参加者数

⑤ファンクラブ登録者数

⑥試飲参加者数


この6つの項目達成に向け、得られた回答から、定量的なデータ、定性的な意見などを分析することによって、観光・移住・定住に繋げるための生データを回収し、次回のPRのマーケティングへ活かしていきます。

イベント集客・プロモーション広告

魅力あるコンテンツを制作した後は、集客をするための告知が必要となります。

限られた予算の中で、どのように集客を図っていったのでしょうか。

【事前課題】対象者とイベント内容が複数あり、集客に課題

今回、実施した展示内容は8テーマの中から成り立ったイベントでした。
その中から、いくつかに絞って行うことで、より明確なターゲットに訴求していく必要がり、根拠に基づいた目標の設定、それに伴うターゲットの設定、さらにターゲットとの関係性を踏まえた立地の設定など、詰めていき、ターゲティングを行いました。

Googleディスプレイ広告

お出かけサイト、ファミリー向け料理教室、養老町関連のサイトに訪問したユーザーに対しターゲティングした他、「池袋」「イベント」「夏休み」といったキーワードによるターゲティングも実施。

Instagram広告

セグメントは25~60歳の男女、東京・埼玉在住で旅行(イベント)・料理・お酒に興味のあるユーザーに「女性向け」「ファミリー向け」「大人向け」で分け、ターゲティングを実施

駅貼りポスター(池袋駅で実施)

日頃から、池袋駅をご利用いただいている方へ、会場の導線につながるアプローチとして、駅貼りポスターを実施。

交通広告は視認性と反復性が高いので、刷り込み効果が高い言われています。

まとめ

参加後、インフルエンサーが自発的に投稿してくれたことにより、その投稿を見て、翌日にご来場してくれた方もいた。

実体験によるPRはおでかけと相性が良く、SNSマーケティングには地方自治体は必須の手法と言えると感じる瞬間でした。


インフルエンサーの投稿事例

好意的な投稿の発信してくれたことにより、来場者数UPへ繋がりました。

今後もターゲットに合わせたプロモーションを展開し、テーマごとの課題をクリアするよう活動していきます。


今回は、地方自治体のイベントプロモーションの事例をご紹介致しました。

その他、多くのプロモーションを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

以下資料も合わせてダウンロードできます。

【イベント事例】8月12日-13日実施「大養老展」

ダウンロード(無料)

関連するお役立ちコラム