思わず旅したくなる!旅行客の心をつかむ観光プロモーションのヒント

2020年には東京オリンピックが開催され、海外からの旅行客も増加が見込まれており、各自治体やレジャー施設など観光地では、どのように観光客、旅行客を集めるかがポイントとなっています。
 そこで本記事では効果的な観光プロモーションのヒントを3つご紹介します。観光地への集客を加速させたいという方は必見です。

そもそも効果的な観光プロモーションとは

 観光地に旅行客を集める方法として、各自治体などで力を入れているのが“観光プロモーション”です。メディアへの露出や、広告出稿、イベントの企画など、様々な手法を活用してプロモーションを行っています。では、そもそも効果的な観光プロモーションとはどのようなものを指すのでしょうか?
 観光プロモーションの目的として「観光地への旅行客の集客」、「観光地自体の認知拡大」等が挙げられます。そんな観光プロモーションでよく見られるのが、歴史的建造物・文化遺産や、特産品を使った名物料理などをあげて、「ここには●●という名物があります」という謳い文句です。そのような名物は、もちろん旅行地選定における重要なポイントとなるでしょう。しかしながら、どの地域もそのお店もそのような名物があり、それを謳った情報訴求を行っているのも事実です。
 どの観光地も旅行客を集めるために試行錯誤しており、その中で勝ち取るためには、ただ名物を推すだけではなく、「名物+α」の付加価値をつけたコンセプトでアピールすることが重要です。
 では、その付加価値とはどのようなものでしょうか。次章で観光客、旅行客を集客するための付加価値についてどのようなものがあるのか、一部ご紹介させていただきます。

観光プロモーションを実施する前に考えておきたいこと

 まず、観光プロモーションでは「名物+α」のコンセプトつくりが大事だとお伝えしましたが、その前に考えておきたい2点をご紹介します。

ターゲット層を明確にする

 1つ目は、集客したい観光客、旅行客のターゲット層を明確に定めておきましょう。ここを明確にしないでプロモーションを実施してしまうと、期待した効果は見込めません。“観光客”、“旅行客”と言っても、ファミリー層、カップル層、学生層、シニア層、訪日外国人の方など、様々です。自社・地域の強みと親和性の高い属性を明確にし、ターゲット選定することで、プロモーションの効率も改善されます。

ターゲットの求めているものを特定し、マッチした企画にする

 ターゲット層を明確にしたら、次はそのターゲット層が興味関心を持つような企画を考えます。この際、上記で述べた実施時期や観光地の特徴を踏まえて考えると、集客のアイディアが出やすくなります。
 また、ターゲット層に合わせて広告手法、アプローチ手法も変わってきます。例えば、若年層には彼らの身近なコミュニケーションツールであるSNSを有効活用したり、ファミリー層にはお子様を主体とした消費行動を意識したプロモーション、シニア層であれば、インターネット上の集客施策よりも、従来のオフラインメディア(雑誌・フリーペーパー、新聞等)を有効活用する等、選定したターゲットのインサイトや消費行動パターンと、メディア・プロモーションの親和性の高さに注力しましょう。

思わず旅したくなる観光プロモーションのヒント3選

 では、具体的にどのように観光プロモーションを組み立てていけばいいのか、実践しやすいヒントを3つご紹介していきます。

1.人に伝えたくなる、期待値を超える体験価値

 最も重要なポイントは、“どのような体験価値を与えられるか”ということです。旅行者はその地域・店・施設に行って何を体験できるのか、どのような思いを感じられるのか、そういった部分をとても重要視します。人に伝えたくなるような、想像の一歩上をいくような体験・出会いを得ることで、ファンもしくはアンバサダーのようになり、お客様自らがその魅力を発信してくれるようになります。

2. SNSを効果的に活用し、「共感」を生む

 昨今のSNSプロモーションで重要なことは「情報の質」と「共感を生めるか」ということです。1で紹介したような期待値を超えた体験価値は新たなお客様の「共感を生む」ことに大きな効果をもたらすでしょう。やはり大切なことは、“人に伝えたくなる”体験価値を与え、SNSにアップしたくなるような「画」を提供できるか、だと考えます。
また、事業者側のSNSでは「情報の質や深さ」が重要です。施設・地域・サービス・人・等々・・・、どのような想いでお客様をお迎えしているのか、お客様にどのような気持ちになっていただきたいのか、そういった、スペックだけではない“心”の部分を発信することも効果的です。

3.アニメやキャラクター等のコンテンツとコラボレーションし、新たな「思い出」を創ってもらう

 その地域に関連したアニメやキャラクターとのコラボレーションイベントは、そのアニメやキャラクターのファンを呼ぶだけでなく、大きな話題性にもつながります。自分の思い入れのあるアニメやキャラクターがリアルイベントで登場することで、観光と合わせて楽しむことができることは、ファン心をくすぐるほかありません。コラボレーションイベントを開催することでさらなる思い出を創ってもらいましょう。そうすることで、地域にも愛着を持ってもらいやすくなります。
上記の3つのポイントだけでなく、+αの魅力・コンテンツを付加価値として提供し続けることが大切であると思われます。

観光プロモーションの攻略ポイントは”差別化”にあった

 以上のように、身近なSNSと連携させることで新たな体験を提供すること、他の観光客、旅行客のクチコミを活かし共感してもらうこと、アニメやキャラクターとのコラボレーションでさらなる思い出を創ってもらうこと、など、観光プロモーションのヒントをご紹介してきました。どれらも「ここにはこの名物があるからきて!」といった呼び込みとは一線を画しているものです。ガイドブックだけではなくインターネット上で情報を簡単に探せる時代であるからこそ、観光客、旅行客を集客するためのプロモーション攻略をするためには、こういった従来の名物という価値だけではなく、+αの付加価値をつけ、他の観光地と差別化を図ることがポイントとなります。


 といっても、「旅行客を呼ぶための大掛かりなイベントをしたことがない」、「どうやって具体的に企画を練ればいいか分からない」、「どのような広告メディアを活用するのが良いかわからない」といった方には観光客・旅行客向けプローモーションのプロにおまかせすることをおすすめします。デイリーインフォメーションでは、ターゲットの選定・仮説だて から最適なアプローチ方法や広告メディアの紹介、観光業界の知見を活かした独自性のある企画内容など、目的・課題に沿った集客・プロモーションのお手伝いを行っております。ご興味ある方は以下より資料をご覧ください。

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