【自治体事例】ユニークなキャラクターが活躍、シティプロモーションに活用アニメ動画制作実績の紹介

各地方自治体のPR方法では、観光客や移住者を呼び込むために、動画制作を積極的に活用しています。 特産品や素晴らしい風景など、言葉だけでは感動の魅力を、動画がより効果的に発信できるからです。

また、お住まいの住民の方々へ対しても、その地域に対してシビックプライド感じていただくよう自治体が行っている施策を伝えるシティプロモーションにも動画制作が有効的です。

地域の良さをアピールするだけでなく、地元の人々を巻き込み、プロのモデルを使ってストーリー性豊かなPR動画を制作する自治体も増えています。

自治体のPR動画を制作する際の目的等に触れながら、実績としての制作事例をご紹介します。

地域の活性化を目指す自治体や、自らの魅力を世界に発信したい自治体は、動画制作によるシティプロモーションの重要性を理解する必要があります。制作を取り入れて、プロモーションにつなげることができるでしょう。

魅力的な自治体動画の制作に興味がある方や、地域のPR活動に成功したい方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

2023年度 【品川区シティプロモーション】アニメ動画制作実績

品川区は新幹線や空港など、遠方へのアクセスが便利なのはもちろん、ショッピングやレジャー施設をはじめとした生活環境や子育て環境が充実。そして、商店街もたらす下町のあたたかさ。

普段はあたりまえだけすぎて気づかないけれど、”やっぱり品川区が好き”そんな”愛着”を持っていただける動画を、オリジナルキャラクターの世界観と共に、行っている施策をわかりやすくアニメーションで制作をし、公式YouTubeチャンネルにUPを致しました。

品川区民の方々に住み続けてもらうことを選択する街を目指してキャラクターをコンセプト作成からデザインまで、アニメーションとして3本の動画を制作。

そのヒーロー名は【品川区ヒーロー あいしてやまない課】

第1話 子育ての悩みはわれわれが解決するのだ

全3話を作成し、2023年度で品川区が実施している施策に対して、該当される方のみならず、これから該当をされる子育て準備世代にも理解がいただける内容でストーリーを制作。

品川区のヒーローを受けいれてもらえるよう、キャラクターは愛着のモテるゆるくて可愛いデザインで制作。

そのキャラクターが住民の不安事を解決していくという、シリアスなヒーロー戦隊もの風に作りながらも、『悪役を退治する』のではなく、『課題を解決していく』というヒーロー設定。


「品川区役所の地下深くにある誰もしらない謎の部署
ここにいるちょっぴりゆるめの顔の職員には、別の顔があった」

という冒頭の入りは、期待感を醸成している。


品川区公式YouTubeチャンネルはこちら

全3話の1話目は品川区が2023年に打ち出した施策で住民の不安を解決へアプローチしていく

あいしてやまない課のメンバーを紹介!

品川区は水辺の街としての打ち出しをしており、その水辺から連想できる動物で設定。
区の鳥であるカモメをはじめとして、品川区では水族館のイメージがあることから、イルカやカワウソでキャラクターを設定。

〈中央〉しながわパープル (モデル:カモメ)
品川区を守るヒーロー。いつも元気なリーダー。品川区のピンチに人一倍敏感。

〈左〉しながわピンク (モデル:イルカ)
品川区を守るヒーロー。おっとり癒し系。たまに必殺技名を忘れるが、パープルとグリーンにはバレていない。

〈右〉しながわグリーン (モデル:カワウソ)
品川区を守るヒーロー。最年長のしっかり者。実は3人の中で一番足が速い。


しながわ区民のキャラクター設定は家族をモチーフに

しながわ区民(モデル:ペンギン)
品川区在住の、ちょっぴり心配性なごく普通の家族

シティプロモーションで取り組むべき項目とは

自治体のプロモーションの担当として、取り組むべき項目と対策をまとめました。

地域資源の活用とプロモーション

地域のユニークな特性や資源を活用することで、他の地域と差別化を図り、観光客の誘致や移住促進につながる可能性があります。また、地域産品や地域イベントのプロモーションを行うことで地域経済の活性化を促進することができます。

地域の資源が何であるかを正確に把握し、それを魅力的に伝えるストーリーテリングの構築は難しく、十分なマーケティング知識と経験が必要です。また、プロモーション活動には予算が必要となります。

地域資源の特定とストーリーテリングの構築には、専門的な知識が必要なため、外部のマーケティングエージェンシーや専門家を活用することを検討します。また、効果的なプロモーションには予算が必要なので、地元の企業や地元住民からのスポンサーシップ、さらには政府の補助金などを活用することを検討します。



デジタル化と情報発信

インターネットとSNSの普及により、情報はデジタル化され、誰でも簡単にアクセスすることが可能になりました。自治体もこのトレンドに乗り、WebサイトやSNSを活用した情報発信を行うことで、幅広い世代や地域からの訪問者を増やすことができます。

デジタルマーケティングは専門的な知識と技術を必要とします。また、情報量が増えると、情報の管理と更新が難しくなります。適切なデジタル戦略と実行力が必要です。

また広告代理店やIT会社などと協業し、必要な知識と活用目的を明確化にして伴走していくことが推奨となります。また、情報の管理と更新を効率化するために、コンテンツ管理システム(CMS)を導入します。






エコツーリズムの推進

環境保護への意識が高まる中、自然を保護しながら地域の魅力を楽しむエコツーリズムは、新たな観光の形として注目を集めています。

しかし、エコツーリズムの推進は環境保全と観光収入のバランスをとる必要があり、その取り組みは複雑で難しいものです。

環境保護団体や専門家と協力し、環境保全と観光収入のバランスを取るためのガイドラインを策定します。また、エコツーリズムに関心のある観光客からのフィードバックを積極的に収集し、その意見を取り入れることで、持続可能な観光の形を模索します。

地元産業との連携強化

地元産業との連携を強化することで、産業振興と観光振興を同時に進めることが可能になります。例えば、地元の特産品を使った料理教室や、地元企業の工場見学などを提供することで、観光客にとって魅力的な体験を作り出すことができます。

しかし、地元産業との連携には深い理解と信頼関係が必要で、その構築には時間と労力がかかります。

定期的に地元産業とのミーティングを開催し、相互理解と信頼関係を深めます。また、地元産業と協働でプロジェクトを実施し、その成功を通じて更なる協力関係を築きます。




地域コミュニティの活性化

地域コミュニティが活発であれば、それ自体が地域の魅力となり、人々を引きつけます。また、地域の人々が一体感を持つことで、地域の問題解決に向けた協働が進む可能性があります。

地域コミュニティの活性化は、地域住民の参加と協力が必要であり、その動員や調整には高いコミュニケーションスキルが求められます。また、コミュニティ活動に取り組む時間やリソースの確保も大きな課題となります。

コミュニティ活動に参加するメリットを地域住民に明確に伝え、積極的に参加を促します。また、地域住民が活動に参加するための時間やリソースを確保するために、自治体として支援策を考えます。これには、子供向けの無料保育サービスやコミュニティ活動に参加するための交通費補助などが考えられます。



以下資料も合わせてダウンロードできます。

認知促進・ブランディング強化のために
重要なポイント

ダウンロード(無料)

関連するお役立ちコラム